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ホンダ新型「CB1000ホーネット」名車復活と変貌 ネイキッドからストリートファイターへ進化

東洋経済オンライン / 2024年4月18日 12時0分

今回発表されたCB1000ホーネットも、2017年型CBR1000RRというスーパースポーツ用エンジンを搭載しているという点では、往年のCB900ホーネットと同じ方程式を踏襲している。ただし、外観については、どこか昔のバイクを彷彿とさせるCB900ホーネットとは異なり、最新のストリートファイターというスタイルを採用しているという相違点がある。

ストリートファイターとは、猛獣のようなアグレッシブなフォルムと、公道でも乗りやすい装備などを持つネイキッドバイクのジャンルだ。その起源はエクストリームバイクなど、アクションスタント競技用バイクが発祥だといわれている。

前輪を浮かすウィーリーや後輪を浮かすジャックナイフ、後輪を滑らせて走るドリフトなど、まるで曲芸のような動きを披露するのがこうした競技。バイクには、フルカウルのスーパースポーツのカスタマイズ仕様を使うことも多かった。例えば、ハンドルは、低い位置にセットするベース車のセパレート式から、高い位置で小まわりなどもしやすいバーハンドル式に変更。また、カウルを取りはずしたモデルも多かった。そうしたバイクたちは、もともとの高い動力性能をライダーが制御しながら、派手なアクションを披露することで、とくに海外では大きな人気に。同様のスタイルを採用したカスタムバイクも、ストリートファイターという名称で大きなブームとなる。

そうした市場動向もあり、2輪車メーカーでも同様のスタイルを採用した市販車を数多くリリース。現在では、125ccなどの小排気量クラスから1000ccの大排気量クラスまで、さまざまなモデルが販売されている。

新型ホーネットの特徴:パフォーマンス

スーパースポーツの高性能なパワートレインを、シャープなスタイルの軽量な車体に搭載したネイキッドバイクがストリートファイター。新型のCB1000ホーネットも、まさにその法則を採用している。ちなみに、このモデルの欧州仕様車は、2023年11月にイタリア・ミラノで開催された2輪車見本市「EICMA2023(通称:ミラノショー)」で世界初公開。日本では、今回が初披露となる(2024年3月15~17日開催の「第40回 大阪モーターサイクルショー2024」で先行公開)。

主な特徴は、まず小型デュアルLEDヘッドライトを採用したフロントフェイス。先端が突き出たようなシャープなデザインは、まるで猛禽(もうきん)類のクチバシのようだ。また、燃料タンクは、前方部分をワイドにすることでインパクト感も演出。後方のニーグリップ部に向けて細く絞り込んだ形状とすることで、旋回時の乗りやすさなども両立する。

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