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「大画面iPad」が9万円安く買えるようになる意味 キーワードは「ディスプレー」「AI」「操作性向上」

東洋経済オンライン / 2024年5月9日 11時20分

Apple Batterseaにおけるライブストリーミングの舞台挨拶に立ったグレッグ・ジョズウィアック氏(筆者撮影)

アップルは日本時間5月7日23時からオンライン発表イベントを開催。iPad Pro、iPad Airのラインナップを刷新し、それぞれ11インチ、13インチモデルの展開となった。また新しいアクセサリーの追加、そして第10世代のiPadは1万円の値下げとなった。

【写真で見る】13インチの大画面モデルが追加された新iPad Air

イギリスで初めてのイベント開催

今回、アップルのイギリス・ロンドンの拠点である「Apple Battersea」でプレスイベントが開かれ、最新のiPad製品が披露された。ストリーミングに先駆けて舞台挨拶に立ったアップルのワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデント、グレッグ・ジョズウィアック氏は、アップルのイギリスでの40年間の歴史の中で、初めてのイベント開催であるとし、30カ国から集まったプレスを歓迎した。

発表された新製品と日本での価格は次の通り。いずれの価格も税込み、iPad Airは128GB Wi-Fiモデル、iPad Proは256GB Wi-Fiモデルの価格。

・ iPad Air 11インチ 9万9800円〜

・ iPad Air 13インチ 12万8800円〜

・ iPad Pro 11インチ 16万8800円〜

・ iPad Pro 13インチ 21万8800円〜

・ Magic Keyboard 11インチ(M4モデル向け) 4万9800円〜

・ Magic Keyboard 13インチ(M4モデル向け) 5万9800円〜

・ Apple Pencil Pro 2万1800円〜

なお、iPad(第10世代)は5万8800円〜に値下げ、iPad miniは8万4800円〜に値上げされた。

iPadはiPhoneから派生したタッチ操作を可能とする、スマートフォンよりも大きな画面サイズを持つデバイスだ。アプリを追加し、さまざまな用途で活用することができるが、小中学生に1人1台のデバイスを持たせる文部科学省の取り組み「GIGAスクール構想」でも、3分の1のシェアを獲得する重要な存在となった。

世界のタブレットPC市場を見ると、iPadはカテゴリーを牽引する代表的な製品で、40%のシェアを誇る。しかしながら直近の四半期決算(2024年第2四半期)では、新製品投入の遅れもあり、55億5900万ドルの売上高は前年同期比16.7%減という結果だった。

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