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劇的敗戦のバイエルン、“幻ゴール”のデ・リフトは判定を非難「恥ずべきことだ」

ゲキサカ / 2024年5月9日 18時26分

DFマタイス・デ・リフト

 バイエルンに所属するオランダ代表DFマタイス・デ・リフトがレアル・マドリー戦(●1-2)での判定に不満を述べている。『ESPN』が8日に伝えた。

 UEFAチャンピオンズリーグは8日に準決勝第2戦を行い、バイエルンは敵地でR・マドリーと対戦した。第1戦を2-2で引き分けたバイエルンは後半23分に先制するも、同43分に同点被弾。同アディショナルタイム1分に逆転ゴールを許して試合終盤を迎えた。

 後半アディショナルタイム13分には、デ・リフトに決定機が訪れるも、その前にオフサイドがあったとして副審が旗を上げ、主審がすぐさま反応。ホイッスルが鳴った後に放たれたシュートはゴールネットを揺らしたが、もちろん認められず、ビデオアシスタントレフェリー(VAR)が介入することもできなかった。

 劇的な展開での敗北を喫したバイエルン。デ・リフトは自身の幻のゴールを振り返り、「ルールはみんな知っていると思う。オフサイドの判定が明確でなければ、プレーを続けなければならない。これがルールだ。ちょっと恥ずべきことだと思う」と判定を非難。バイエルンを率いるトーマス・トゥヘル監督は、謝罪があったことを明かしている。

「ラインズマンとレフェリーの判定はひどかった。あの判定には裏切られたような気分だ。大健闘だったし、ピッチにすべてを残した。あと少しだった。レアル・マドリーにおめでとうと言うしかない」

「ラインズマンは『ごめんなさい』と言った。レフェリーは旗を振らなくてもいいんだ。セカンドボールを奪ったこと、シュートを放ったことを見ているんだから」

「笛を吹くのはとても、とても悪い判定だ。ルール違反だし、2人とも悪い判定だ。災難で、飲み込むのは難しいが、これが現実だ」

 優勝を果たした2019-20シーズン以来となる決勝進出を逃したバイエルン。この結果、12シーズンぶりの無冠が決定した。
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