『クレイジージャーニー』丸山ゴンザレス「新しい場所で最初に声をかけてくる人は敵と思え」と語る理由
週刊女性PRIME / 2024年5月8日 18時30分
TBS系『クレイジージャーニー』での体当たりロケが好評な“裏社会ジャーナリスト”丸山ゴンザレス。
ジャーナリスト活動のほか、裏社会についてわかやすく解説する自身のYouTubeチャンネル『丸山ゴンザレスの裏社会ジャーニー』など配信にも力を入れているが、今春ニコニコチャンネルプラスで『丸山ゴンザレスの狂っていいとも!』がスタート。
トラブルが起きた時は“対処法を考えないこと”
そんな彼に番組の見どころから、トラブルが起きた際の対処法などを聞いた。
「以前も先輩ライターの村田らむさんとニコニコチャンネルで番組を持っていたんですが、大幅な番組の見直しタイミングで、俺らの番組も終了してしまったんです。そんな経緯があったので、スタッフから番組のオファーをいただいた際、いつ番組が終わるか分からないから、“やるなら攻めたものをやりたい”と、この番組をスタートしました」
性産業従事者にスポットを当てた“エロ社会ジャーニー”的番組となっているが、性産業を取り上げる理由とは。
「自由度が高いと思われているYouTubeも実はいろいろ規制があって、ドラッグや暴力に関する表現はかなり厳しくなっています。多くの人が興味を持っているジャンルで、YouTubeやテレビで取り上げるのが難しいテーマとなると、エロかなと。
全国各地で出会った性産業の経営者などには、さまざまな工夫をしたり、面白いことをやっている方も多いのに、エロというだけでNGになるメディアが多い。この番組は有料番組ということもあってほかのメディアより規制が緩いので、そういう人たちのディープな話を聞ければと思っています」
4月27日に行われた生配信では、体験してきたトラブルについて語る場面も。
「これまで取材をする中でいろいろトラブルは経験しましたが、トラブルが起きた際の対処法はすべてがケースバイケースなので、“対処法を考えないこと”がベストだと思っています。そのようなマニュアル本が販売されていて読むのは否定しませんが、それを過信してはダメ。あくまで参考程度にしてその都度、自分で判断するしかない。マニュアルから脱却することが、いちばんの対処法なんじゃないかなと思います」
海外マフィアなど危険な人物への取材をするだけに、トラブルが続くこともあるというがーー。
「どうにもならないなと思ったら、1度寝ます。尊敬するノンフィクション作家の高野秀行さんも著書『西南シルクロードは密林に消える』で書いていたのですが、1度寝ることって本当に大事。寝ると考え方や気持ちが落ち着いたり、状況が動くこともありますから。焦っちゃダメですね」
社会の闇や裏側に迫る丸山さんだが、最初に就職した出版&広告会社はブラック企業だったという。ブラック企業経験者としてアドバイスを求めると「入らなければいいだけ」と断言する。
「一度入ってしまったら、思い切って抜ける以外は取り込まれていくだけ。だからふざけて“入らなければいいだけ”と言っている訳ではなく、それがいちばんなんですよ。辞めたところで自分のプラスになる訳でもないし、ただ疲れるだけですから」
ブラック企業を見極める方法はあるのだろうか?
「犯罪組織が運営しているような会社は別ですが、ブラック企業って企業全体の体質ではなくて、部署や上司ガチャだと思っていて。今の時代、給料を貰うためにある程度苦労するのは当然だと思うんです。その中で自分が許容できる苦労か、そうでないかだけの違いなのかなと。例えば俺は休みがなくて長時間働いてもそれに見合うお金が貰えるなら良い派なんですが、それをブラックな職場だと感じる人もいますしね」
距離感の詰め方に違和感を感じたら警戒するべき
今春、新生活をスタートさせた人も多いが、「新しい場所で最初に声をかけてくる人は敵と思え」とアドバイスする。
「転校生なり新入社員なりまだ“何者でもない”自分に声をかけてくるのは、どんな人なのか腹を探りたいという魂胆があるから。特に新入社員は“自分に価値がある”と思って、声をかけてきた人に心を許していろいろ話してしまいがちだけど、自分にとってプラスにならない話が社内で広められる可能性が高いと思います。
距離感の詰め方に違和感を感じたら、その違和感を大事にして警戒するべき。それがトラブル回避に繋がります。信用できる人は、最初から馴れ馴れしく話しかけてきません」
測量会社やビジネス書を発行する出版社勤務などを経てジャーナリストになった丸山さんだが、「会社員時代の経験はまったく生きていない」と言う。
「会社員であることを否定するつもりはないです。ただ多くの仕事は年齢もキャリアも関係ない。会社員を経験していないとジャーナリストができないとはまったく思いませんし。この仕事で言えば、取材対象への好奇心を枯らさないことの方が大事。興味さえあれば、他の部分は埋めていけます」
また「夢を叶えるためにロールプレイングゲーム的思考は無駄」と続ける。
「俺の場合はやりたいことを続けていたら、ギャラをいただけるようになっていたという感じですが、やりたいことが明確にあるなら順序よくプロセスを踏んでいくのは無駄だと思っています。レベル上げをしないとボスキャラに勝てないと思っている人がいますが、現実世界ではレベル1の状態でもボスキャラに勝てる可能性が十分にある。
仕事をするための準備は必要ですが、レベル上げは不要。特に今の時代はSNSなど個人でも簡単に発信できるツールがありますから、やりたいことがある人はすぐに行動に移すべき」
最後に改めて番組の見どころを聞くと、笑ってこう答えた。
「好感度を下げようとしている、俺の頑張りをぜひ見てください(笑)。『クレイジージャーニー』で知った方が多いから仕方ない部分もありますが、本来の姿は番組で見せるイメージとは全然違うので。この番組では見ている人に媚びず、ただただ自分が見たい、知りたいものを取り上げていきます。でもそれは多くの人にとっても興味があるものだと思うし、コンプライアンスが面倒臭いなと感じている人はぜひ1度覗いてみてください」
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