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【名人戦】豊島将之九段「棒銀にされ、収拾が困難になった」開幕3連敗 かど番に追い込まれる

日刊スポーツ / 2024年5月9日 18時24分

ここで初白星を挙げたい連敗中の豊島将之九段(日本将棋連盟提供)

藤井聡太名人(竜王・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖=21)が豊島将之九段(34)の挑戦を受ける、将棋の第82期名人戦7番勝負第3局が8、9の両日、東京都大田区「羽田空港第1ターミナル」で行われ、先手の藤井が豊島九段を下し、開幕3連勝で名人初防衛に王手をかけた。豊島はかど番に追い込まれた。第4局は18、19日、大分県別府市「割烹旅館もみや」で行われる。

豊島が角道を止めて振り飛車をにおわせながら雁木(がんぎ)に構えて前例の少ない形に誘導したが、藤井の銀を繰り出す「棒銀」で激しく攻められた。

豊島は手持ちの銀を自陣の玉近くに打ち込み、猛攻に耐えたが、終盤、ジリジリとリードを広げられ、粘りを見せられず、投了した。

終局後、豊島は「棒銀にされ、収拾が困難になってしまった」と序盤戦を振り返り、「中、終盤ではっきりと苦しくしてしまった」と悔やんだ。

これで対藤井戦は11勝25敗。藤井がプロ入りした当初は豊島が6連勝したが、これで対藤井戦は12連敗となった。

過去のタイトル戦7番勝負で3連敗後に4連勝の例は2例のみ。08年の第21期竜王戦で渡辺明竜王が羽生善治名人、09年の第50期王位戦で深浦康市王位が木村一基八段に勝った例があるだけだ。

苦しい状況で迎える第4局に「早い段階で均衡を崩してしまったので、保っていけるようにしたい」と前を向いた。

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