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新幹線の札幌延伸、30年度末の開業は困難 地元関係者「早急に説明を」

産経ニュース / 2024年5月9日 13時15分

札幌延伸工事が遅れている北海道新幹線について、建設主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構(JRTT)が8日、斉藤哲夫国土交通相に目標の2030年度末開業は極めて困難とする報告を行ったことを受け、北海道の鈴木直道知事と札幌市の秋元克広市長、札幌延伸後に事業主体となるJR北海道の綿貫泰之社長はそれぞれコメントを発表し、同機構に対し早急に説明を求める考えを示した。

JR北海道の綿貫社長は札幌駅周辺の再開発事業を着実に進めることを強調し、「札幌延伸を機に経営自立を目指すという方針で1日も早い全線開業に向けて取り組む」などとコメント。

秋元市長は2030年度末の札幌延伸を見据えてまちづくりや民間投資が進んできたことを挙げ、「開業遅れの影響は甚大。国や同機構に対し1日も早い完成と開業を求めていく」とする談話を発表した。

鈴木知事も「2030年度末の札幌開業は道民の悲願。目標達成困難の報告は地元関係者にとって大変遺憾」とした上で、沿線地域のまちづくりや札幌駅前再開発プロジェクトなどが進んでいることを踏まえ、早期完成と開業を国や機構に求めるとするコメントを出した。

北海道新幹線の札幌延伸を巡っては現在、函館北斗―札幌の約212キロ区間で工事が行われているが、トンネル工事で巨大な岩塊が見つかり、撤去作業が難航するなど22年12月時点で最長4年の工事の遅れが確認されている。

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