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阪神・中野の2失策に重なった木浪の心情 プレーでやり返すしかない

スポニチアネックス / 2024年5月8日 8時2分

<神・広>阪神・中野(撮影・平嶋 理子)

 ◇セ・リーグ 阪神0―2広島(2024年5月7日 甲子園)

 【畑野理之の談々畑】阪神・中野拓夢が初回無死二塁で野間峻祥のゴロをファンブルして一、三塁にピンチを広げた。5回も1死から堂林翔太の打球を後逸。こちらは直前のバウンドが跳ねて決して簡単ではなかった。しかし、いずれも失点に絡み、0―2で敗れたのが痛恨。中野の1試合2失策なんて二塁転向後、初めてだそうだ。

 苦しい胸の内を察すれば、“申し訳ない。次、やり返すしかない”だろうか。やってしまったことは仕方がない。起こってしまったミスは戻ってこないのだから。2安打はせめてもの意地だろう。

 なぜ中野の心情が頭を巡ったのかというと、試合前、木浪聖也によく似たことを聞いていたからだ。4月26日のヤクルト戦での3失策。しばらく触れづらかったが、10日以上もたったし、もう冷静に話してくれるんじゃないかと思い、足を止めてもらった。

 「なぜ3つもエラーしたのかは今でも分からないです。しっかり準備をして試合に臨んだつもりでしたけど、やっぱり準備不足だったのかもしれません」

 1つ目は二塁送球が手に付かず、2つ目は中堅からのカットプレーを送球し損ねた。3つ目はいつもなら普通に捕れるゴロを後逸した。2分けを挟むチームの連勝は7でストップした。翌27日からの2戦はスタメンから外れた。

 「あの2試合は何も考えなかったです。考えなかったというか、次に出た時が大事だと思ってベンチにいました。試合に出るのが普通じゃないんだと、初心に返るじゃないですけど、もう一度自分がやってきたことを信じて、プレーでやり返すつもりでいようと」

 マウンドにいた青柳晃洋にはすぐに謝罪したが、言葉ではなくプレーでしか返せないことは知っている。翌27日に遊撃に就いて守備練習をしていたときに、岡田彰布監督が後ろにやってきて「もう一つエラーしていたら新記録やったらしいぞ」と声をかけられた。あえてイジってくれたおかげで、切り替えることもできた。2日間、いつも以上に遊撃エリアをきれいにならしているように見えたのは、決して気のせいではないと思っている。

 その木浪は、甲子園での先発出場は3失策したヤクルト戦以来だったが、5回2死一、二塁での野間の後方への飛球を無難に捕球した。中野も「しっかり練習します。あしたはチームが勝てるように切り替えて」と、心配する必要もなさそうだ。

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