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中国バイオ企業との取引制限法案、米上院委が承認 無錫薬明康徳など

ロイター / 2024年3月7日 10時59分

米連邦議会上院の国土安全保障・政府問題委員会は6日、国家安全保障上の懸念を理由に中国の華大基因(BGI)グループや無錫薬明康徳新薬開発といったバイオテクノロジー企業との取引を制限する法案を承認した。写真はBGI。2021年3月、北京で撮影(2024年 ロイター/Carlos Garcia Rawlins)

Karen Freifeld Michael Erman

[6日 ロイター] - 米連邦議会上院の国土安全保障・政府問題委員会は6日、国家安全保障上の懸念を理由に中国の華大基因(BGI)グループや無錫薬明康徳新薬開発といったバイオテクノロジー企業との取引を制限する法案を承認した。

法案は国外の敵対勢力に米国人の遺伝子情報などが流出することを防ぐためのもので、連邦政府機関がBGIなどのバイオテクノロジー企業と契約を結ぶことを禁止している。また、対象企業の機器やサービスを使用する企業と契約を結ぶことも制限する内容となっている。

上院委員会は11対1で法案を承認した。法制化には上下両院の承認と大統領の署名が必要。上院本会議でいつ採決が行われるかは明らかになっていない。

共和党のランド・ポール上院議員が唯一、反対票を投じた。同議員は、保護主義的な動きを後押しするため議員らが中国に対する怒りを利用していると指摘。米企業のバイオテクノロジー分野のサプライチェーン(供給網)に影響が及ぶ恐れがあるとの懸念も示した。

法案提出を受けて、無錫薬明康徳の株価は先月、米事業への影響懸念から大幅下落した。

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