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日経平均は続落、ハイテク株軟調 決算受けた個別物色は活発

ロイター / 2024年5月9日 15時37分

 5月9日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比128円39銭安の3万8073円98銭と、続落して取引を終えた。写真は2020年10月、東京証券取引所で撮影(2024年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

Hiroko Hamada

[東京 9日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比128円39銭安の3万8073円98銭と、続落して取引を終えた。前日の下落の反動で一時220円超高となったものの、上値では利益確定売りが優勢となった。大型ハイテク株が軟調で相場を圧迫した一方、企業決算を手掛かりにした個別物色は活発だった。

日経平均は前営業日比40円高と小幅高でスタートした後、売りに押されマイナス圏に沈んだ。売りが一服すると再びプラス圏に浮上し、後場序盤に3万8429円81銭まで上昇した。ただ、再び利益確定売りが優勢となり、大引け間際に3万8072円24銭で安値を付けた。指数寄与度の大きい半導体株などが売られ指数を押し下げたが、好業績や株主還元策を発表した企業には買いが入った。

足元の日経平均は3万8000円台での推移が続いており、「米国株に比べて戻りが鈍く、4万円台回復は遠い」(国内証券・シニアマーケットアナリスト)との指摘が聞かれる。三菱UFJアセットマネジメントのチーフファンドマネジャー・石金淳氏は「円金利が上昇してきているほか日銀の追加利上げの思惑もあり、株価は上値を追いにくい」と話す。目先の日経平均は、3万7000―3万9000円のレンジ内での推移が続くとみている。

TOPIXは0.26%高の2713.46ポイントで取引を終了。プライム市場指数は0.26%高の1396.56ポイントだった。東証プライム市場の売買代金は4兆5012億0400万円だった。東証33業種では、その他金融、その他製品、保険など23業種が値上がり。非鉄金属、電気・ガス、証券など10業種は値下がりした。

個別では、指数寄与度の大きい東京エレクトロン、ファーストリテイリングが軟調で、2銘柄で日経平均を155円ほど押し下げた。ソフトバンクグループは2.5%安。傘下の英半導体設計大手アーム・ホールディングス株が決算発表後の時間外取引で大幅安となったことに連れ安した。

一方、決算内容が好感されたコーセーはストップ高。川崎重工業は14.2%高、ヤマハは9.2%高だった。

新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.29%安の652.97ポイントと小幅に続落した。

プライム市場の騰落数は、値上がり1081銘柄(65%)に対し、値下がりが519銘柄(31%)、変わらずが51銘柄(3%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 38073.98 -128.39 38242.92 38,072.24─

38,429.81

TOPIX 2713.46 +7.03 2716.77 2,706.14─2

,730.52

プライム市場指数 1396.56 +3.62 1397.79 1,392.95─1

,405.24

スタンダード市場指数 1252.56 +1.49 1252.41 1,248.10─1

,255.76

グロース市場指数 835.99 -3.01 839.08 829.71─840

.97

グロース250指数 652.97 -1.92 654.97 647.02─657

.16

東証出来高(万株) 170146 東証売買代金(億円 45012.04

)

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