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Xは豪州の法律無視できず、刃物事件動画訴訟で規制当局が主張

ロイター / 2024年5月10日 19時52分

 豪サイバー規制当局は、司教が刺された様子が映った動画を巡る短文投稿サイトXとの訴訟で、同社が豪州の法律を無視して閲覧可能なコンテンツを決定することは認められるべきではないと主張した。写真はイーロン・マスク氏。米カリフォルニア州ビバリーヒルズで6日撮影(2024年 ロイター/David Swanson)

Byron Kaye

[シドニー 10日 ロイター] - 豪サイバー規制当局は、司教が刺された様子が映った動画を巡る短文投稿サイトXとの訴訟で、同社が豪州の法律を無視して閲覧可能なコンテンツを決定することは認められるべきではないと主張した。

シドニーの教会で司教が礼拝中に刃物で刺された先月の事件を巡っては、豪当局がテロ攻撃と非難し、65件の動画投稿を削除するよう命じたが、Xは争っている。

当局側代理人はXが世界的な削除に反対していることについて、豪オンライン安全法における「妥当性」の定義を同社が決定することになるため正しいことではないと述べた。

オーストラリア地域からのアクセスを制限する「ジオブロック」をX側は解決策として示しているが、VPN(仮想プライベートネットワーク)を利用して回避できるとして、豪当局は世界的に削除するよう求めている。

Xはオーストラリアでは投稿を閲覧できないようにしているが、一つの国のルールがインターネットを支配すべきではないとして世界的な削除は拒否するとしている。

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