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おひとりさまの「平均貯蓄額」はいくら?20代から70代まで「年代ごとの差」はどれくらいあるの?

ファイナンシャルフィールド / 2024年5月9日 4時0分

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年代や収入によって貯金額や貯金目標額は変わります。自分で将来に向けてどれくらい貯金するのかを決めるときは、自分の年代や収入の平均額を知っておくと決める際の参考になるでしょう。   また、平均額だけでなく、自分のライフプランも考慮して決めることも大切です。   今回は、年代別の単身世帯の平均貯蓄額や、収入別の貯金目標額などについてご紹介します。

年代別単身世帯の貯蓄額とは

今回は、金融広報中央委員会が公表している「家計の金融行動に関する世論調査」を基に、単身世帯の平均預貯金残高や資産保有額を20代~70代まで比較していきます。まず、年代別の平均預貯金残高は以下の通りです。

●20代:65万円
●30代:289万円
●40代:275万円
●50代:510万円
●60代:637万円
●70代:676万円

20代が最も少ない結果となり、年金で生活している方も多いであろう70代は676万円と最も多い結果でした。
 
年金生活では、年金のほかに生活費として貯金を切り崩す必要があるため、預貯金残高のすべてが貯蓄ではなく、生活費も含まれていると考えられます。
 
次に、年代別の平均金融資産保有額を比較しましょう。なお、同調査内の項目より、金融資産は以下を表します。

●預貯金
●金銭信託
●生命保険
●損害保険
●個人年金保険
●債券
●株式
●投資信託
●財形貯蓄
●そのほか金融商品

年代別平均金融資産保有額の平均額は、以下の通りです。

●20代:121万円
●30代:594万円
●40代:559万円
●50代:1391万円
●60代:1468万円
●70代:1529万円

20代と30代、40代と50代で大きな差が開いています。また、70代の方が最も金融資産保有額が多いことから、老後の生活費用や趣味、あるいは家族へ資産を残すための資産形成を行っているといえるでしょう。
 
さらに、項目別で見てみると、預貯金を除いた金融資産の保有割合ではどの年代でも株式が最も多い結果でした。特に、50代の方は株式の平均保有額が488万円と平均資産保有額の35%を占めており、資産形成の手段に株式を利用している方が少なくないということも分かります。
 

収入別の貯金目標額はいくら?

貯蓄額は年代だけでなく、収入によっても差がつきやすい項目です。そのため、自分の収入から目標とする貯蓄額を考えることも検討しましょう。
 
同調査によると、収入別の貯蓄目標額の平均は以下の通りです。

●300万円未満:1669万円
●300~500万円未満:2781万円
●500~750万円未満:4982万円
●750~1000万円未満:7832万円
●1000~1200万円未満:5188万円
●1200万円以上:3244万円

収入別に見ると、750万~1000万円代の方が、目標金額も高く設定する傾向にあります。やはり、収入が多いと将来の貯金目標額としても高く設定しやすいといえるでしょう。
 

貯金額が最も多いのは50代

年代別に比べた結果、平均貯金額は、預貯金と金融資産保有額がともに50代が最も多い結果でした。定年退職を近くに控え、老後の生活費として貯めている方が少なくないと考えられます。
 
また、収入別に貯金目標額を見ると、700万~1000万円未満の年収の方が目標額を最も高く設定していました。
 
貯金する金額は、年代ごとの貯金額や収入別の貯金目標額も参考にしつつ、ライフプランも考慮して決めることが大切です。
 

出典

金融広報中央委員会 知るぽると 家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和5年)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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