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5割以上がパワハラ、セクハラ被害に…女性アイドルを襲うスポットライトの下の“地獄絵図”

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年5月10日 9時26分

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写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 女性アイドルの5割以上が活動中に精神疾患を患い、そのほとんどがパワハラやセクハラを受けている――。元アイドルのセカンドキャリア支援会社「ツギステ」がこのほどオンラインで調査し、回答した102人のアンケートで明らかになったという。

 ルックス偏重主義の世界だけに、8割近くがダイエットに臨んだ結果、「生理不順・無月経」などに悩んでいた。また、スタッフのほとんどが男性ということもあり、問題や不安を抱えていても、それを相談できず、ストレスを感じやすい境遇にあるそうだ。また、プロデューサーや事務所に何か言うと「干される」として、セクハラやパワハラに耐え忍んでいることが今もあるようだ。

 旧ジャニーズ事務所の創業者であるジャニー喜多川氏による連続児童性加害が昨年、英BBC放送のドキュメンタリーによって世界に報じられ、日本国内でも大騒動となった。まさに、それと同じ構図なのであった。そんなアイドル残酷物語を知る某芸能プロデューサーがさらに深掘りする。

「アイドルになる少女は夢を持ってこの世界に入ってくるのですが、その夢が大きいほど、つらい目に遭ってしまっていますね。反動として、円形脱毛に過食・拒食症、アルコール依存、睡眠薬や抗うつ剤のオーバードーズなどに陥っています」

 その仕事とは事務所との雇用契約ではなく、業務委託のため、労働時間も最低時給も守られていないケースがほとんど。

「高熱があろうと何だろうとライブ出演し、MV(ミュージックビデオ)撮影に穴をあけたら損害賠償請求されかねない。ただでさえ法外なレッスン料を支払わされている上に、プロモーション料やら音源制作費、MV制作費などと吹っ掛けられ、会社運用費用まで、親族が負担させられたりしていると聞きます」(同前)

 つらい境遇に喘いでいても、周囲に守ってくれる大人はそうはいない。ヘアメークなどのスタッフが異変に気づき、移籍や引退という道筋はあるそうだが、プロダクション内でヘアメークなどスタッフを抱え、社長自らが常に目を光らせて近づかせないようにしているところもあるらしい。

 先月はアイドルの女子高生(17)とみだらな行為をしたとして、タレントマネジメント会社代表取締役でプロデューサー(40)が児童福祉法違反容疑で逮捕された。

■怪しいやからが跋扈

「こうしたことは氷山の一角。プロデューサーはアイドルの女の子には優越的立場にあり、それを悪用して肉体関係を結ぼうとしたりする。アイドルを目指す女の子にとって、インディーズや地下アイドルなど、デビューの幅が広まった一方、彼女たち目当てに近づいていく怪しいやからが跋扈しているというのも現実なんです」と、アイドル事情に詳しい週刊誌デスクは言う。

 きらびやかな別世界のはずだった芸能界だが、スポットライトの下には地獄絵図が広がっているようだ。

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