1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

入場料導入も観光客あふれ 伊ベネチア、抑制効果に疑問も

共同通信 / 2024年5月10日 18時21分

ゴンドラやボートが行き交うイタリア・ベネチアの運河=4月(共同)

 【ローマ共同】「水の都」として名高い世界遺産のイタリア北部ベネチアが4月に導入した入場料について、増えすぎた観光客の抑制効果が疑問視されている。最初の11日間で市の予想を大幅に上回る収益があり、市民からは「街は観光客でいっぱいだ」と批判が噴出。市は「まだ試験段階」としており、方法は今後見直していくという。

 ベネチアでは、観光客が住民の生活や環境を脅かす「オーバーツーリズム」が深刻化。市は4月25日、対策として、日帰り客からの入場料5ユーロ(約840円)の試験的な徴収を開始した。適用は主に旧市街で、今年は混雑が予想される連休や週末など7月までの計29日間に導入される。

 イタリアの連休の期間と重なった今月5日までの11日間では、約19万5千人が料金を支払い、約98万ユーロの収入があった。当初は29日間での収入を70万ユーロと想定しており、大きく上回る結果となった。

 主要紙コリエレ・デラ・セラによると、来年は導入する日数を増やすことや、入場料を10ユーロに値上げすることなどが検討されているという。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください