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「ネチネチクドクド」なのに他の柱から嫌われない『鬼滅』伊黒の真実とは?

マグミクス / 2024年3月24日 17時10分

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■「言うべきことは言う」姿勢が明暗を分ける!?

 TVアニメ『鬼滅の刃』柱稽古編が、2024年5月12日(日)から放送されることがアナウンスされ、新PVやキービジュアルの公開も続くなど、鬼滅の刃』ファンの間には期待と興奮が広がっています。なかでも、ワールドツアー上映『「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』で「尊すぎる」「鳥肌が立った」と話題になった冒頭のアニメオリジナルシーンで活躍した蛇柱の伊黒小芭内のファンは、TVアニメ「柱稽古編」の放送を心待ちにしているのではないでしょうか?

 伊黒といえば、「ネチネチクドクド」と嫌味を言ったり、柱合裁判では風柱の不死川実弥に加勢して炭治郎につらく当たったりと、これまでのストーリーではヒール的な存在でした。しかし、水柱の冨岡義勇のように柱内で「嫌われている」様子はありません。

 この記事では、蛇柱の伊黒小芭内がネチネチクドクドなのに、なぜ嫌われないのか? 「嫌われがち」な義勇とどこが違うのかを考えます。

※この記事では、まだアニメ化されていないシーンの記載があります。原作マンガを未読の方はご注意ください。

 まずは、『鬼滅の刃公式ファンブック 鬼殺隊見聞録・弐』「柱相関言行録」というコーナーから、柱たちが伊黒をどう見ているのかをご紹介します。

 ざっと挙げていくと……

・「悪口言われて悲しい。」(水柱:冨岡義勇)
・「体捌き(剣技)などの話をたまにする。」(蟲柱:胡蝶しのぶ)
・「感覚が鋭い! 肩、肘、手首の関節だけなら甘露寺より柔らかくしなる!」(炎柱:煉獄杏寿郎)
・「目が派手!左右違うとか有りかよ悔しい!潔癖、真面目すぎる。」(音柱:宇髄天元)
・「山猫みたい。静かな人。目が綺麗。左右で色が違うので最初びっくりした。」(霞柱:時透無一郎)
・「凄く優しい人!手紙の文章が素敵!いっぱい褒めてくれる。私が食べるのが遅くてもニコニコして待っててくれる!」(恋柱:甘露寺蜜璃)
・「一番気が合う。」(風柱:不死川実弥)
・「生真面目な子。繊細。甘露寺が好きらしい。」(岩柱:悲鳴嶼行冥)

 柱たちの言葉から分かるのは、同コーナーの義勇については「無口」に対する指摘や「暗い」ことが誤解を招いているのに対して、伊黒については、誰も悪く思っていないし、彼の毒舌への指摘はないということです。

 ネチネチクドクドな毒舌家であっても、自分の意見や思いを言葉にする伊黒は、柱たちからの理解や共感を得られ、その中で人間関係をしっかり作れているのでしょう。「言うべきことは言う」という点で、伊黒と義勇の間に大きな差があるように思うので、義勇も「ボソボソウツウツ」でも思いを口にできていれば、もう少しうまく人間関係が築けていたかもしれません。

■蜜璃のキラキラ笑顔がすべてを物語る!?

変幻自在な剣技の使い手である蛇柱の伊黒小芭内を立体化した「鬼滅の刃 フィギュア 絆ノ装 EX 伊黒小芭内」(バンプレスト) (C)WonderPlanet Inc.

 柱合裁判の場では、義勇は他の柱たちから離れた所に黙って佇み、一方の伊黒は、木の枝に横たわって、一段高いところからネチネチと炭治郎と禰豆子のことで義勇を責めていました。義勇と伊黒は年齢こそ同じものの、柱になった時期は義勇の方が早いのですが、伊黒はそんなことはおかまいなしで、「どんな目にあわせてやろうか」とまで言っています。

 さらに、「遊郭編」のラストでは、年齢も柱としてのキャリアも上の音柱の宇髄天元が瀕死の状態でいるところにネチネチと嫌味を言った挙句、「褒めてやってもいい」と超上から目線な言葉をかけました。そんな態度が許されるのは、やはり普段から柱たちともちゃんと人間関係が作れているからで、柱として「やることはやっている」からでしょう。

 もちろん義勇も、鬼を倒すという柱としての仕事はしていますが、説明責任や後輩を育てるということに関しては任を果たしているとは言い難いと思われます。

 このふたりの差は「柱稽古編」でハッキリ出ます。柱稽古には参加しないと言う義勇に対し、伊黒は隊士たちの「太刀筋矯正」のため、炭治郎が「処刑場?」と青ざめるほどの「世にも恐ろしい訓練」で隊士たちを鍛えるのです。瀕死の天元に「若手が育たず死に過ぎる」と言ったのは、裏を返せば、普段、それだけ若手を見ているということに違いありません。

 そして、「育てよう」という意志があり、「死に過ぎる」ことを憂いているのだと思われます。ネチネチクドクドの奥にある、そんな伊黒の思いが分かるからこそ、彼を嫌う人がいないのでしょう。

 最後に、伊黒が嫌われない最大の理由として考えられるのは、「恋柱の甘露寺蜜璃に優しいから」です。「刀鍛冶の里編」では、伊黒が蜜璃にニーソを渡すシーンがありましたが、蜜璃をあんなキラッキラの笑顔にする伊黒が「嫌なヤツであるはずがない」と、あのシーンを見た多くの人も、他の柱も思ったのではないでしょうか。

 最終盤での伊黒の活躍や蜜璃との恋愛要素を見れば、トキメくポイントが多くて、彼を嫌うどころか好きになってしまう人が続出すると思われます。「柱稽古編」でも、伊黒を要チェックです。

(山田晃子)

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