イチロー、年俸が10倍になった“交渉術”とは?「当時のオリックスは…」

画像提供：マイナビニュース

元プロ野球選手のイチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が、SMBC日興証券のWEB動画シリーズ『おしえて!イチロー先生!リターンズ』に出演。年俸が10倍になったときの交渉秘話を打ち明けた。

○キラーフレーズを放り込むのは得意

『おしえて!イチロー先生!リターンズ』は、2020年に公開された『おしえて!イチロー先生』の続編。共演した元放送作家の鈴木おさむ氏が、「交渉は得意なほうですか?」と問うと、イチロー氏は、「時間かけられると集中できないので、短時間の交渉なら。キラーフレーズをポーンと放り込むのは割と得意」だと回答。これまででもっとも大きな交渉は、プロ3年目を終えたときの年俸交渉だったと言い、「レギュラー1年目でいろいろな記録を塗り替えて。ここで年俸交渉をしくじると、その後にも影響する」と心境を振り返った。

当時の年俸は、800万円だったというイチロー氏。「野球選手としては、何億も稼ぐ人もいますから。まあ、かわいいもんです」と話しながら、「当時、オリックスというチームは、あんまり知られてなかった。野球を知ってる人は知ってるけど、お客さんも実際入らなかったしね」と回顧。一方、テレビ番組では、イチロー氏の活躍を毎日のように紹介していたため、「“オリックスのイチローが……”って、必ずオリックスってつくわけですよ。“この宣伝効果はいくらだと思ってるんですか?”って言ったんです」と自身が放ったキラーフレーズを明かした。

このプレゼンが功を奏し、「結果、給料が10倍になりました」と笑顔で語ると、質問者たちは「ええー!」と驚がく。年俸800万円から「8,000万円になりました」というイチロー氏に、鈴木氏も、「すごい……」と感嘆しながらつぶやいていた。

【編集部MEMO】
SMBC日興証券の公式YouTubeチャンネルでは、今月16日より、計19本の『おしえて!イチロー先生!リターンズ』を公開中。“イチロー先生”が、小学生から60代までのリアルな悩みに、アドバイスを送る内容が話題となっている。