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単発、短時間、短期間で働くスポットワークの求人倍率は0.92倍 スポットワーカー平均時給は1,173円、5か月ぶりに通常バイト時給が上回る

PR TIMES / 2024年5月1日 15時15分

スポットワークマーケットデータレポート(2024年2月度版)



多様な働き方の調査研究機関「ツナグ働き方研究所(https://tsuna-ken.com/ 拠点:東京都千代田区/所長:平賀充記)」は、ここ数年で広がりを見せる「単発、短時間、短期間で働くスポットワーカーの市場」について定点観測する「スポットワークマーケットデータレポート」を毎月発表しています。
本レポートでは、2024年2月度最新データについて、とりまとめましたのでご報告いたします。
※レポート詳細はこちら https://tsuna-ken.com/research_report/202402_spotwork-2/

<トピックス>
1.スポットワークの求人倍率は0.92倍。1年ぶりに1倍を下回る。
2.新規ワーク数は、前年比+15.2%。主要職種ではコンビニスタッフが前年比+28.2%と伸長。
3.スポットワーカーの平均時給は1,173円。前月差-16円、前年差+23円。

■1.スポットワークの求人倍率は0.92倍。1年ぶりに1倍を下回る。
2024年2月度のスポットワーク求人倍率は0.92倍で、前月差-0.52ポイント、前年差-0.03ポイントとなりました。1月2月にスポット求人数が落ち着くのは例年通りですが、求人の需要がピークとなる12月と比べて1.69ポイントも下落し、2023年2月以来1年ぶりに1倍を下回りました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/4558/332/resize/d4558-332-43ed7497c65e76b2ca3b-0.jpg ]


■2.新規ワーク数は、前年比+15.2%。主要職種ではコンビニスタッフが前年比+28.2%と伸長。
景気の先行指標とも言われる新規ワーク数は61,679件。6月から9か月連続で前月比プラスを維持しています。主要職種ではコンビニスタッフが前年比+28.2%と最も伸びが高くなっています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/4558/332/resize/d4558-332-a407289f6f382c7b0eb6-0.jpg ]


■3.スポットワーカーの平均時給は1,173円。前月差-16円、前年差+23円。
2024年2月度のスポットワーク平均時給(首都圏・関西圏・東海圏の3大都市圏)は1,173円。前月差-16円、前年差+23円となりました。通常のアルバイト平均時給1,192円(※リクルート発表「アルバイト・パート募集時平均時給調査」)との比較では19円安い結果となりました。
主要3職種で最も賃金差が大きいのは、運送・ドライバー系でスポット1,160円、アルバイト1,211円と、アルバイト時給が51円高くなっています。
[画像3: https://prtimes.jp/i/4558/332/resize/d4558-332-b594e0480d8f443ea3d6-0.jpg ]

出典)
単発バイト求人サイト「ショットワークス」2020年2月~2024年2月データ
総務省統計局「労働力調査(詳細集計)2023年(令和5年)10~12月期平均」
リクルート「アルバイト・パート募集時平均時給調査」


■スポットワークマーケットデータレポートとは
・スポットワークマーケットの定義
スポットワークとは、単発、短時間、短期間で働き「継続した雇用関係」のない働き方を指します。その中でも、雇用契約を結ばない“ギグワーク”と、単期雇用契約を結ぶ“単発バイト”の2種類に分類されます(ギグワークの代表例として、ウーバーイーツ配達員が挙げられます)。こうしたワークスタイルで働く個人、活用する企業の市場がスポットワークマーケットです。

・マーケットの現状
スポットワーカーは、コロナ禍を契機に急増、今後さらに広がりを見せていくことが予見されます。
個人)働き方改革による残業規制、コロナ禍による休業や勤務時間減少で、追加就労意欲が増大
企業)生産性向上観点から、ムダやムラのない=必要な時に必要な人数を配置する人件費最適化の高まり
技術)タイムリーかつオンデマンドなマッチを提供するスポットワーク求人事業者の参入

・定点観測する意義
総務省統計局の「労働力調査」では、2018年からILO基準の「未活用労働指標」を導入しました。例えば、その中にある「追加就労希望就業者」は「広義の失業者」とも言われる労働者です。現状の就労に追加してスポットで働くことは、労働者の収入安定、すなわち広義の失業率の改善につながります。一方、マクロ的に捉えると、潜在的な労働力活用は国力の向上に寄与することになります。こうした社会的意義と接続する観点から、本マーケットを定点観測し、市場規模の動向、有益なトピック、内在する課題などを可視化するデータレポートを発信していきます。


●ツナグ働き方研究所とは...
株式会社ツナググループ・ホールディングスを母体とする「多様な働き方」の調査研究機関。所長である平賀充記(ひらがあつのり)は、リクルートにて、FromA、タウンワーク、とらばーゆ、ガテン、はたらいくなど、主要求人メディア編集長を歴任、メディアプロデュース統括部門執行役員を経て、人と組織の研究家に転身。特に30年以上にわたり観察を続けてきた「職場の若者」について造詣が深い。昨今では、組織コミュニケーション研究の観点から「ポストコロナ時代のリモートワーク」について精力的な研究に従事。近著に「パート・アルバイトの応募が殺到!神採用メソッド」(かんき出版)「なぜ最近の若者は突然辞めるのか」(アスコム)。最新刊「イライラ・モヤモヤする今どきの若手社員のトリセツ」(PHPビジネス新書)を上梓。
https://tsuna-ken.com/

過去の調査、リリース(一部)は以下に公開しております。
【2023年アルバイト採用ブランド力調査】
コロナ禍3年、アルバイト最強ブランドは1位ダイソー!2位セリア!
https://tsuna-ken.com/research_report/baito_2023ranking/

バイト探しの情報源はネット化加速!学生では登録型サービス利用が増加!
2023年アルバイト探しに利用した情報源調査(2019-2023比較版)
https://tsuna-ken.com/research_report/arbeit_medium2023/

【アフターコロナの多様な働き方調査】5類移行後の働き方調査
出社回帰の傾向が見られる中、働き手はちょこっとテレワークを希望
https://tsuna-ken.com/research_report/telework_5/

[表: https://prtimes.jp/data/corp/4558/table/332_1_119bdef66ecf0880656ce45419b59c08.jpg ]


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