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2位上野菜々子「体の調子は良くなかった」 それでも好発進を決めた意外な理由「ちょうどよかった」

THE ANSWER / 2024年4月19日 19時4分

2位発進した上野菜々子【写真:Getty Images】

■フジサンケイレディス初日

 女子ゴルフの国内ツアー・フジサンケイレディスが19日に静岡・川奈ホテルGC富士C(6494ヤード、パー71)で開幕。未勝利の23歳・上野菜々子(コーナン)は5バーディー、2ボギーの68で回り、3アンダーで2位発進した。「首を寝違えたことがちょうどよかったかもしれない」と衝撃の発言。ピンチをチャンスに変えて好スタートを切った。

 会心のパットだった。上野は前半1バーディー、1ボギーで折り返し、11、12番で連続バーディー。迎えた14番パー4の第2打を5メートルに寄せた。上からの難しいパットを沈めてバーディー。「前の選手を見て決め打ちできた」と、先に打った篠原まりあのラインをしっかり見極めて「決め打ち」。強めに打ったボールは真ん中からカップに吸い込まれた。

 絶好調には遠いコンディションだった。「首を寝違えて体の調子は良くなかった」という最悪の目覚め。トレーナーにケアをしてもらって臨んだが、これが“怪我の功名”だった。下を向くだけでも痛かったが「疲れてくるとパッティングの時に下を向きがちだったのでちょうど良かったかも」。肩をリラックスさせることだけを意識したラウンドで好スコアをマークした。

 2歳上の渋野日向子(サントリー)とは“親友”という間柄だが、メジャーチャンピオンとは対照的に自身の過去最高順位は4位でツアー未勝利。今季もここまで36位が最高で、アクサレディスから3戦連続予選落ちも喫した。それでも「海が好きなので景色を見ながら清々しくラウンドできる」とポジティブにプレーできている。「景色を楽しんで気持ちよく回りたい」とリラックスしたゴルフで上位を目指す。(THE ANSWER編集部)

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