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【うちはコレで揉めた!】お墓とお葬式にまつわる「お金のトラブル」あるある5選

LIMO / 2024年1月21日 7時30分

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【うちはコレで揉めた!】お墓とお葬式にまつわる「お金のトラブル」あるある5選

墓じまいで高額な離壇料、見積もりオーバーの葬式代……解決策はある?

実は、1月は一年の中でもお葬式が多い時期。

故人を偲ぶためのお墓やお葬式は、できればトラブルなどなく、静かな気持ちで準備や手続きを行いたいですよね。

しかし、独立行政法人国民生活センターには、2022年は葬儀サービスについて947件、お墓について1143件もの相談が寄せられているのです。

お墓やお葬式について親族や葬儀会社などと揉めてしまい、トラブルになるケースは少なくないのが現実。

今回はお墓とお葬式にまつわる代表的な5つの金銭トラブルとその解決策を紹介します。

トラブルになりそうな事項をあらかじめ知っておくことが、あなたとあなたの家族を守ることにつながります。

お墓にまつわるトラブル1:お墓を建てるお金がない!

みなさんはお墓のトラブルを経験したことはありますか?

sky-and-sun/shutterstock.com

「お墓を建てるための資金がなく、お墓を建てられない」

いわゆる「一般墓」を建てる費用の相場は約100~150万円程度と言われています。急に相続が発生した場合など、お墓を建てる費用を捻出することが難しいこともあるでしょう。

その際は一般的なお墓に比べてお金がかかりにくい永代供養墓を選ぶのも一案。永代供養墓とは、他の人の遺骨をひとまとめに納骨し、遺骨の供養・管理を霊園や寺院が行う埋葬方法です。

墓地用の土地や墓石が不要であるため費用が安く抑えられ、費用の相場は約50万円ほどです。また、一般的なお墓がよい場合はメモリアルローンを組むなどの方法もあります。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

お墓にまつわるトラブル2:墓じまいで家族が大ケンカ

「墓じまいの費用負担について、親族間で揉めた」

墓じまいのトラブルも結構多いんです……。

niwatoko/istockphoto.com

墓じまいの費用は祭祀主宰者が支払うことが通例でした。

祭祀主宰者とはお墓の所有権を持ち、お墓を管理している人のこと。昔からの慣習では本家を継いだ長男が祭祀主宰者となっているケースが多いようです。

しかし、現在においては「家を継ぐ」という考え方が古くなっています。また、核家族化が進み、誰が家を継いだのか分からない状態になっていることが多いですよね。

そのため誰が祭祀主宰者か分からないケースも増えています。そのため、お墓に関わっている家族・親戚が全員で墓じまいの費用を負担するという考え方も生まれています。

一方で、年配の人を中心に「長男が支払うもの」と考える人も少なからずおり、しばしばトラブルに発展することもあるようです。

このようなトラブルを解消するには、やはり、家族・親戚で腹を割って話し合うのが最善策でしょう。

少額でもいいので家族・親戚全員に費用を負担してもらい、皆で墓じまいをするということがご先祖様への供養となると考える若い世代も少なくないのでは?と筆者は考えます。

お墓トラブル3:お寺から高額な離壇料の請求が!

墓じまいをするために寺院の境内にある墓地を撤去する時に、お寺から高額な離檀料を請求された

離檀料とは檀家をやめる際に、それまでの菩提寺にお渡しするお布施のようなもの。これまでお墓を守っていただいたことへの感謝の気持ちを「お気持ち」として包みます。

離檀料の相場は地域性やお寺との繋がりの深さ、お寺の格によっても変わってきますが、一般的に10~20万円程度と言われています。また、あくまで「お気持ち」なので、離檀料はお寺から金額を指定されるものではありません。

万が一高額の離檀料を請求された際は、お寺側の要求を鵜吞みにせず、相場を伝え適正な額を支払うよう交渉しましょう。

お葬式にまつわるトラブル1:葬式代の請求金額が、見積額を大幅にオーバー!

葬式後に渡された請求書の金額が、見積額より大幅にオーバーしていた

ここからはお葬式にまつわるトラブルを紹介しましょう。

葬式費用の見積書には、以下のような費用が含まれておらず、別途請求されることがあります。葬儀会社からもらった見積は、お葬式全体に関わる見積ではなかった、というケースです。

遺体搬送の費用

火葬費用

葬儀当日の運営スタッフの人件費

遺体保管のためのドライアイス費用

このようなトラブルを防止するためには、葬式前に見積をもらった際に、「何の費用が含まれているのか」、「別途請求されるものがあるのか」をしっかりと確認することが大切です。

お葬式にまつわるトラブル2:葬式費用の分担に関して揉めた!

心穏やかにお葬式を執り行いたいけれど……。

GARAGE38/shutterstoc.com

葬式費用の負担割合について親族間で揉めて、葬式費用の支払い期限を過ぎてしまった

一般的に葬式費用は喪主負担です。しかし、独身の兄弟姉妹が亡くなった場合などは、葬式費用を親族間で折半することがあります。

この際に「喪主が全額負担するのが通例だ!」と折半に納得しない親族がいるとトラブルに発展します。

葬式費用の支払い期限は一般的に葬儀終了後1週間~10日程度です。トラブルに発展しないためには、葬式前のなるべく早い段階で、葬式費用の負担割合について親族間で話し合うことが大切です。

うやむやにしたままお葬式についての話し合いを進め、お葬式を行うと、負担割合で揉め、支払期限までに支払えないということになりかねません。

負担割合は親族間であっても話しにくいことでありますが、避けては通れない話です。なるべく早い段階で負担割合について話し合うようにしましょう。

まとめにかえて

お墓・お葬式「あるあるトラブル」まとめ

出所:筆者作成

お墓とお葬式にまつわるお金のトラブルとその解決策を5つ紹介しました。

トラブルになりそうな事項をあらかじめおさえておき、家族・親族間で話し合っておくことが、あなたとあなたの家族を守ることにつながります。

今度、家族・親族が集まるタイミングで、一度お墓やお葬式について話してみるのはいかがでしょうか。話しにくいことではありますが、勇気を出して話すことが、円満なお墓・お葬式に繋がることでしょう。

参考資料

独立行政法人国民生活センター「各種相談の件数や傾向」墓・葬儀サービス(https://www.kokusen.go.jp/soudan_topics/data/sougi.html)

 

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