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東京15区、各陣営が〝最後の訴え〟過去最多9候補が乱立 自民不在、他陣営による妨害活動など異例の選挙戦 衆院3補選

zakzak by夕刊フジ / 2024年4月27日 14時58分

金澤結衣氏(夕刊フジ)

衆院3補選(28日投開票)は27日、選挙戦最終日を迎えた。東京15区(江東区)、島根1区(松江市など)、長崎3区(佐世保市など)の3選挙区で行われる補選がこれだけ注目されるのは、岸田文雄政権の「政治とカネ」への対応や政権運営に対する有権者の審判が、次期衆院選の行方も占うことになるためだ。なかでも大乱戦のまま最終盤に突入したのが、過去最多の9候補が乱立する東京15区だ。自民党系の候補が不在で、他陣営による妨害活動も行われる異例の選挙戦で、各候補は最後まで訴えを続けた。

日本保守党の新人、飯山陽氏(48)は26日、門前仲町の商業施設前で街頭演説を行った。

「『飯山陽に一票入れてください』と江東区の皆さんに呼び掛けてください。絶対ですよ、皆さん、約束です!」

「日本の国会は保守の系譜がほとんどいない。民主主義なのに民意が反映されていない。今ここで協力して飯山陽に投票して、国会へ。ここから本当の保守が始まると思いませんか」

共同代表の河村たかし名古屋市長も合流、国際政治学者で福井県立大学の島田洋一名誉教授も応援に駆け付けた。 選挙戦では他陣営の妨害で街頭演説の場所の変更を余儀なくされることもあった。この日も事前に告知をしない〝ゲリラ街宣〟だった。

無所属の新人、乙武洋匡氏(48)にも26日、強力な〝援軍〟が合流した。友人で実業家の「ひろゆき」こと西村博之氏が、在住するフランスから帰国した。2022年の参院選でも応援演説を行った西村氏は、今回も「『乙武さんが出るんだったら行く』と前から言っているんで」と話し、乙武氏も「すごく心強く感じる」と感謝した。

乙武氏も他陣営からの妨害に苦しむ選挙戦だったが、「結果として得しているのは乙武さんと立憲民主党。メディアに出ることになったわけだから」と西村氏。

27日は乙武氏を支援する小池百合子都知事、国民民主党の玉木雄一郎代表も演説に参加する。乙武陣営は「選挙は最後の3日間でひっくり返るもの」と逆転を期す。

■酒井氏「全然リードしている認識はない」 金澤氏「あともう一歩。政治を諦めないで」

立憲民主党の新人、酒井菜摘氏(37)については、情勢調査で「やや先行」などと伝えられてきた。

「(優勢という)重圧がすごく大きかったが、全然リードしている認識はない」と酒井氏。勝てば岸田政権にも大打撃となるが「政権交代を望む声は高まっているし、試金石にもなると思っている。やっとここまで来た。最後まで頑張ります」と話す。

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