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新入社員やシニア層は必読!「正しいお金の貯め方」と「マネーの知識」を身につけるのに4月は最適

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年4月10日 9時26分

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“お金の知識”を学ぶのにピッタリの時期(C)日刊ゲンダイ

 4月は新生活のスタートだ。新入社員は初めての給与を手に、将来設計を真剣に考え出す。新NISA(少額投資非課税制度)を始めようという人も多い。シニア層は気持ちを新たに“お金の知識”を学ぶのにピッタリの時期。どうやって貯めたらいいか。正しい貯め方とは?

■金融資産の平均保有額は1307万円

 この4月から社会人になった20代男性Aさん(独身)が言う。

「正社員ではなく、派遣会社経由で仕事につきました。今後を考えると投資を含め、お金を貯めなければと思っています。ただ、どれぐらいを目安に貯めればいいか。その辺がまるで分からなくて……」

 まわりの人はどの程度、貯めているのか。平均はどれぐらい? お金にまつわる知識として知っておきたい。

 家計の金融行動に関する世論調査(金融広報中央委員会)に参考になるデータがある。

 2人以上世帯だと、金融資産(預貯金や株式など)の平均保有額は1307万円。年代別に見ると、20代が249万円、30代は601万円、40代は889万円、50代は1147万円、60代は2026万円、70代は1757万円だ。

 独身の場合は金額が変わり、20代から順に121万円、594万円、559万円、1391万円、1468万円、1529万円となる。前出のAさんが貯金の目標とすべき金額は121万円だ。

「貯めたい金額を設定するのは大事です。3年間で100万円貯めようと思ったら、ひと月に2万8000円ほど貯金すればいい。具体的な金額イメージを持つといいでしょう」(経済評論家の倉多慎之助氏)

 社会人1年目で、しかも派遣となると、置かれた生活環境にもよるが月に2万8000円を捻出できるか。

「正直、健康保険など社会保障費のことはあまり理解していません。幸い、実家から通えるので家賃は発生しませんが、手取り額は月に15万円あるかないかだと思います」(前出のAさん)

 一般的には手取り額の2割を貯めるのが理想。このケースだと3万円だ。2万8000円は範囲内になる。ただし、独身世帯のひと月あたりの消費支出額は16万7620円(2023年家計調査)。

 実家を出たらカツカツの生活になりかねない。貯金どころではなくなるかも……。

■生活費の3カ月~半年分は現預金に

 そうなると実家にいるうちにできるだけ貯めたいところ。

「単身者でも夫婦2人でも、いざというときのために生活費の3カ月から半年分は現預金などで確保しておくべき。まずはそこからスタートです」(倉多慎之助氏)

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