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ロングセラー「青じそ」ドレッシング開発者が語る思い 【経済トレンド】ヒットのヒント

共同通信 / 2024年5月10日 7時2分

「パッケージの青じそは、イラストのように見えて実物の写真です」と話す理研ビタミンの瀬山文江さん

 「海藻をおいしく食べてほしい」。ドレッシング「リケンのノンオイル 青じそ」の商品企画を担当する理研ビタミンの瀬山文江さん(47歳)は商品に込めた思いを語る。(共同通信=増井杏菜記者)

 「リケンのノンオイル 青じそ」は1989年の発売から35周年のロングセラーで主力商品。油を使っておらず、国産100%の生の大葉を素材にし、香りが楽しめるのが特徴だ。190ミリリットル入りで参考小売価格は265円(2024年4月時点)。

 2024年2月末時点で、累計販売数量は8億4千万本に。ワカメなどの海藻は、独特の臭みやぬめりがある。「これを青じその風味で和らげ、さっぱりヘルシーに食べられないかと考案しました」

 1986年発売の「生海草サラダ」に付属するたれとして開発。「消費者から『たれがおいしい。単体で売ってほしい』との声を受け、ドレッシング製品として誕生させました」

 油が不使用でもしっかりとしたうまみを感じてもらえるような味の設計にした。「しょうゆベースに、ホタテやカツオエキスを加えました」。ミキサーにかけ、青汁のような状態にして投入する青じその香りと酸味のバランスには苦心。酸味を苦手とする人もいるが、抑え過ぎると香りが立たない。「素材の選定、配合量の調整など30~40回は試作を重ねました」

 顧客から「子どももおいしく食べられる」といった感想が。冷ややっこやギョーザのつけたれに使うという声も上がる。「海藻だけではなく、さまざまな料理に使ってほしい」。

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