人気上昇中キャンピングカー「デュカト」の正体 フィアットが製造する商用バンに注目が集まる
東洋経済オンライン / 2024年4月24日 7時20分
一方、室内は、セカンドシートに、快適な座り心地を味わえるキャプテンシートを採用。左右の間隔を開けることで、運転席から室内後方へのウォークスルーも楽にできる。また、セカンドシート前にはテーブルを設置し、運転席と助手席を180度回転させることでダイネットにすることが可能。
さらに室内後方にもサードシートを設置し(運転中の着座は不可)、ダイネットにできるツインダイネット方式を採用する。なお、リアのダイネットはベッドにも展開できるため、ポップアップルーフと合わせて計4名の就寝が可能。室内最後方にはキッチンなども装備することで、利便性が高く、快適なクルマ旅を楽しめる。なお、価格(税込み)は、フロアマットや電動ポップアップルーフなどのオプションを備えた展示車の場合で、1693万9840円だ。
海外製モデルと真っ向勝負
従来、デュカトをベースとするキャンピングカーは、前述のとおり、海外製の輸入車が主流だった。スロベニアのアドリア、ドイツのデスレフなど、日本にもさまざまなメーカーが手がけたモデルが今も販売されており、いずれもプレミアムなキャンピングカーとして多くの愛好家にとって憧れの存在となっている。
ここで紹介したような国産のデュカト・キャンピングカーが、そうした海外製モデルにどう対抗するのかも今後注目。日本ユーザーの嗜好や使い方をよく知る国産メーカーの技術力が、これから試されるときだといえる。
平塚 直樹:ライター&エディター
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